保護猫シェルターQUEUE:新しい家族との出会いをつなぐ場所

保護団体紹介

東京都世田谷区経堂の住宅街に佇む保護猫シェルターQUEUE(クー)。2018年10月の設立から6年を迎えたこの場所では、保護猫たちと新しい家族との出会いが生まれ続けています。

震災支援から始まった想い

QUEUEの代表・渡邊さんが動物愛護活動に携わるようになったのは、東日本大震災がきっかけでした。当時、被災地支援のNPO法人で有償ボランティアとして活動を始めた渡邊さんは、動物支援の分野に大きな可能性を感じたといいます。

「動物が特別好きだったわけではなく、むしろ自分の働き方を模索していた時期でした。でも活動を続けていく中で、支援の手が届きにくい分野だからこそ、自分にできることがあるのではないかと考えるようになりました」

その後、「いぬねこプロジェクト」を立ち上げ、活動を続ける中で現在のQUEUEの場所をご理解ある条件で貸してくれるマンションオーナーとの繋がりができ、2018年に保護猫シェルターQUEUEが誕生しました。

「家族」ではなく「架け橋」として

日があたる場所は人気スポット。日向ぼっこがあまりに気持ち良さそうで、人間もつい眠たくなる…

QUEUEの特徴的な点は、保護猫たちとの関わり方への考え方です。

「保護した猫たちを自分の子供だと思わないようにしています。それは愛情が足りないからではなく、私たちの役割は彼らを新しい家族に繋げることだから。この場所は中継所であり、私たちは飼い主ではなく、幸せな出会いをサポートする存在なのです」と渡邊さんは語ります。

この考え方は、保護活動を持続可能なものにするための重要な要素です。感情移入しすぎず、かといって冷たくなりすぎず、適度な距離感を保ちながら猫たちと接することで、スムーズな譲渡活動を実現しています。

友人の家のような居心地の良さ

太陽光が入る温かな空間で猫たちはのびのび過ごしている。

QUEUEを訪れて最初に感じるのは、その明るく開放的な空間です。3階に位置する室内には豊かな自然光が差し込み、猫たちはのんびりと寛いでいます。

「シェルターという言葉に構えてしまう方も多いので、おしゃれな友達の家に遊びに来たような感覚で来ていただけたらと思います。保護猫という言葉がついているだけで、彼らは一般的な飼い猫と変わらない可愛い存在なんです」

清潔で居心地の良い空間づくりにも気を配っています。ここでは保護猫たちの悲しい過去を隠すのではなく、今を精一杯生きる彼らの姿を見てもらうことで、保護猫への理解を深めてもらうことを目指しています。

新しい形の動物愛護を目指して

QUEUEの活動は、単なる保護猫の譲渡に留まりません。ある高校生は、QUEUEとの出会いをきっかけに獣医を目指すようになったといいます。

「保護して譲渡するだけでは、終わりが見えない。でも、この場所に来た人が保護活動に興味を持ち、『自分も何かしてみよう』と思ってくれる。それが私たちの目指す形なんです」

渡邊さんは、動物愛護を単なるボランティア活動ではなく、社会全体で取り組むべき課題として捉えています。特に都市部では、独居老人の増加に伴う猫の引き取り問題や多頭飼育崩壊など、新たな課題が浮上しています。

「福祉や行政との連携も必要です。動物愛護を社会問題として認識してもらい、様々な分野の人々と協力しながら解決策を見出していきたい」という渡邊さんの言葉には、強い決意が感じられます。


以下では、QUEUEのご利用方法や支援の仕組みについて、具体的にご案内いたします。

ご利用案内

営業情報

  • 住所:〒156-0052 東京都世田谷区経堂1-18-6 カイテキアパート3F 301
  • 電話:090-6926-8234
  • メール:hogonekoqueue@gmail.com
  • LINE:@ynm5964d (※LINEの方が反応が早いです)
  • 営業時間:12:00~19:00
  • 定休日:毎週水曜日 ※臨時休業の場合はXとInstagramでお知らせします

施設利用

  • 入場時の寄付:30分600円(延長は15分300円)
  • お支払い方法:現金・クレジットカード・せたがやpay
  • Wi-Fi、コンセント完備でコワーキングスペースとしても利用可能
  • 建物内に駐輪場・駐車場はありません。近隣の駐輪場・駐車場をご利用ください
  • 頂いた支援金は施設の維持費や保護猫の医療費などに使わせていただきます
  • 入館方法:入り口のインターフォンで301を押すと施錠が解除されます

支援方法

 

SNS・情報発信

詳細情報

団体概要

  • 団体名:保護猫シェルターQUEUE
  • 設立:2018年10月
  • 活動地域:東京都世田谷区を中心とした地域
  • 事業登録:第二種動物取扱業(展示・譲渡)
  • 動物取扱責任者:松本凪紗

保護・譲渡活動について

  • 保護対象:特に限定無し。保護依頼の内容によって受けるか否か決めています。
  • 譲渡の流れ:基本的には2回以上の来場が必要です。初回来場でのお申込みはご遠慮いただいております。希望する猫が定まりましたら面談の上トライアル(2週間)を行い、問題無ければ正式譲渡という流れになります。
  • 譲渡条件:希望する猫に応じて柔軟に対応しておりますので、詳しくはお問い合わせください。
  • 譲渡後のサポート:飼育相談や短期のお預かりなど行っております。

ご来店について

  • ご利用時の注意事項:シェルターにいる猫たちの中には、人に慣れていない子や警戒心の強い子もいます。以下のルールを必ずお守りください
  • 基本ルール
    • 当日他の猫カフェに行かれた方のご入場はお断りします
    • 人馴れしていない猫を追いかけたり、無理に触ることはご遠慮ください
    • 抱っこは禁止です(猫が自らお膝に乗ってくることは問題ありません)
    • 持ち込みの食べ物を猫に与えることはできません
    • 飲み物の持ち込みは可能です(アルコールは禁止)
    • 飲酒された方のご入場はお断りしています
  • 施設利用について
    • 写真撮影は可能ですが、フラッシュの使用は禁止です
    • 裸足、ストッキングでのご入場はできません
    • 当シェルターの卒業生以外のペット同伴はできません
    • 小学生までのお子様は保護者同伴でご入場いただけます
  • 安全について
    • 猫同士の喧嘩やじゃれ合いはスタッフの判断で対応いたしますので、お客様による介入はご遠慮ください
    • お洋服やお持物を汚されたり傷つけられたりした場合の責任は負いかねます
    • 万が一の怪我に対して、シェルターでは応急処置は行いますが、その後の責任は負いかねます
    • スタッフの判断でお声掛けをさせていただく場合があります

里親希望の有無に関わらず皆様のご来場を歓迎いたしますが、一般的な猫カフェとは異なり、保護猫の人馴れ訓練の場でもあるため、より厳密なルールを設けております。保護猫たちの魅力を多くの方に知っていただくため、ご理解とご協力をお願いいたします。

活動実績

  • 譲渡実績:年間20~30頭程度
  • 特徴的な活動:保護・譲渡の場であるだけでなく、保護猫という存在を知り、知識を深められる場所で在るように心がけております
  • メディア掲載・取材実績:ねこのきもち

 

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